もうすぐ四天王寺の骨董市
台所で小物を入れるのに使ってるこれは[とっくりの袴]。
本当の使い方は、熱燗を出すときにとっくりの底にはかせるもので、旅館とかで使われてるらしい。
我が家では、輪ゴム、はし置きを入れるのと、ペッパーミルを置くのに使ってる。
これは、毎月21日、22日の二日間、大阪にある四天王寺で開催される骨董市で買ったもの。
骨董市といっても本格的なものから手軽に買えるブロカント的なもの、古着、古着物、あと普通の日用品とか野菜なんかも売ってる市。
屋台なんかもあるからお昼も食べられるし、1日中遊べて楽しい。
この四天王寺の市を知ったのは25年位前。
専門学校のクラスメイトが古着をかわいく着こなしてるのを見て、「どこで買ってんの?」って聞いたら教えてくれたのがこの骨董市だった。
そのころは、毎月21日だけだったんだけど、いつのころからか2日間に。
[四天王寺]は聖徳太子建立七大寺のひとつといわれているお寺で、大阪市天王寺区にある。
最寄り駅は大阪市営地下鉄谷町線の[四天王寺前夕陽丘]かJR環状線、大阪市営地下鉄御堂筋線の[天王寺]。
骨董市の日はどっちの駅からも多くの人がぞろぞろ歩いてるから、ついて行ったら勝手に四天王寺に着くから初めてでも大丈夫。
21日は[大師会(たいしえ)]といって、弘法大師空海の命日が3月21日なのにちなんで行われているとのこと。
22日は[太子会(たいしえ)]といって、聖徳太子の命日が22日なのにちなんで行われているとのこと。
ちなみに、21日には京都の東寺でも[弘法さん]といって、骨董市が開催されてる。
で、この四天王寺で買った[とっくりの袴]。
別に骨董ってわけじゃないから、ひとつ100円也。
ガラクタがごちゃごちゃ入った箱の中で見つけて、何に使うものかも知らずに「なんか好き」と思って持ってたら、お店のおっちゃんが「それ何か知ってんの?とっくりの袴やで。」って教えてくれた。
買ったものの使い道が思いつかず、しばらくのあいだは片付けたままだったけど、今はこの使い方が気に入ってる。
特に輪ゴム。
実家にいたころからずーっと、輪ゴムの使いやすい収納が見つからなかったから、これでやっと落ち着いた。満足、満足。
もうひとつ、まあまあ最近[四天王寺]で手に入れたもの↓
手芸道具を入れるためのもので、私が子供のころ、お母さんが持ってたようなカゴ。
小物も洋服も60年~70年代のものが好き。
でも、これはそれほど古いものじゃないんじゃないかな。
全体的にきれいだし、鍵のところのつくりも新しい感じがする。
でもいいんだ、この脚付きのが欲しかったのよねぇ。
このときは、中に刺繍糸とか針とかボタンとか、使ったはったそのままの状態に入ってて、それも全部込みで売ってたからお得だったよ。
我が家では、手芸道具じゃなくて常備薬を入れるのに使うつもりで買ったんだけど、結局薬が全部入りきらず、今はラッピング用の袋とかリボンとかを入れてる。
それでも、気に入ってるから、満足、満足。
もうすぐ今月の骨董市の日。
天気もよさそうだし、行けたらいいな。