あづきと一緒に暮らせるようになるまでのこと
あづきの前にあるちっちゃい茶色いものはおやつ。
おやつといっても、いつも食べてるエサなんだけど。。。
かしこく[待て]をしております。
そして
[いつまで待たせんねん」と訴えております。
私たちがあんまりできた飼い主じゃないので、上手に教えることができなくて、ほとんど芸ができないあづき。
でも、ご飯を食べる前と散歩へ行く前にリードをつけるとき、そして上の写真のおやつを食べる前は[待て]ができる。
それ以外のときは「待て」って言ってもほぼ知らん顔される。
ほかには、[おすわり][ふせ][お手]くらいかな。
それもしょっちゅう間違うけど。
私たちは二人とも犬を飼ったことなかったし、とくに私なんて猫派だったのに、どうしてあづきを飼うことになったのか。
それは、ふらっとペットショップに行ってしまったから。
その頃、むーはん夫の体調があんまりよくなくて、ちょっとでも癒されるかなぁくらいの気持ちでペットショップに行ってみた。
店内であづきはケージに入ってて、気軽に触れるところにいたんだけど、ほかの犬に比べてびっくりするくらいボーっとしてた。
ほかの犬はみんな[かまって攻撃]がすごかったのに、一匹だけ全然違ってて、たぶんそれが私たちの目にとまった理由だと思う。
しかもセールになってた。
後から知ったんだけど、大きくなればなるほど値段が下がっていくらしくちょっと売れ残り扱いだったみたい。
そのときのあづきはまだ3ヶ月だったのに。。。
なんだか人間の勝手な都合だなぁって思ってしまうな。
そんな感じに売れ残ってて、ボーっとした犬だったけど私たち初心者には大当たり。
大変だといわれてるトイレのしつけも何もしなくてもできてたし(たぶんペットショップでできてたんだと思う)、吠えないし、もちろん噛まないし、人も犬も好きだからかわいがってもらえるし、散歩も雨の日は行かないと思ってるし、トリミング行くのも好きだし、病院も嫌がらないし、注射もへっちゃらだし、高いところが怖いみたいで勝手にソファーの上に乗ったりしないし、ケージを自分の家だと思ってるから機嫌よく中にいるし。。。などなど
とっても親バカな感じだけど、ほんとに楽してるなぁと思う。
ただ一緒に住めるようになるまでが大変だった。
あづきに会ったときに住んでたマンションはペット禁止で、しかもその頃ペット問題で裁判になってたから、飼うなら引越しが大前提。
だから最初は実家に預けて、家を探すことに。
予算の関係で、一軒家は無理、マンションでも新築は無理となると、ほんとうになかった。
探し始めた頃は不動産屋さんへ行くのもなんとなく怖くて気後れしてたけど、だんだんそんなこと言ってられなくなってきて、当たってくだけろ、みたいな感じでだんだん強くなっていった。
そんな中でもむーはん夫は条件にこだわってて、いろいろ見ていた私からすると、「この予算でそんな条件言ってる場合じゃないやん」って思ってたけど、結果的には条件に合うところが見つかった。
で、今に至る。
このときのことは、強く思ってれば叶うってほんまなんやぁって心から思ったできごと。
それまでも自分では本気で思って、必死にしてるつもりだったけど叶わなかったことって、本気度と必死さが足りなかったのかなぁと。
あきらめなければ夢は叶うもの。
ただ私は、あきらめることも大切、だと思ってる。
あきらめて次の道へ進んでいくのもいいことなんじゃないかと思ってるから。
あきらめないことと、しがみつくこと、どう違うのかが難しいな。