私、バセドウ病なんです
[バセドウ病]とは、甲状腺の病気の一つで、甲状腺ホルモンが過剰に出ているというもの。
バセドウさんという人が発見した病気だから、日本ではこの名前になってるらしい。
反対に、甲状腺の機能が低下してしまう病気もあって、[橋本病]と言われてる。
これも、橋本さんが発見したからこの名前。
この[バセドウ病]、本なんかによると患者の8~9割は女性とのこと。
実際、通院してる病院でもたま~にしか男性はいない。
治療法はいくつかあって、
1.内科的療法(メルカゾール、チラージンという薬)
2.放射線療法
3.外科的療法(甲状腺を摘出する手術)
の3種類。
私は1の内科的療法を最初からずっと続けてる。
のんでる薬はこれ↓
左のメルカゾールは、甲状腺ホルモンが異常に分泌してるのを抑える薬。
右のチラージンは、甲状腺ホルモンの不足を補う薬。
最初はメルカゾールだけを、量を調整しながら飲んでたけど、途中からこの2種類の薬の併用療法になって、今は1日1回2錠づつのんでる。
この併用療法は少し専門的らしく、近所の内科の先生や薬剤師さんに「こんなのみ方があるんや、はじめて聞いた」と言われたくらい。
反対の効果がある薬を一緒にのむんだから私も最初は「なんで?」って思ったよ。
同じバセドウ病の友達にもびっくりされたし。
でも、きちんと説明も受けたし、その後、状態は安定してるから、「これでいいんや」と納得してる。
今はこの薬をのんで、ホルモンの数値は正常範囲内だから通院は3ヶ月に1回。
通院してるのは、高槻市にある[高松内科クリニック]という甲状腺専門の個人病院。
私が通い始めた頃は先生は院長だけで、診察室もひとつだったけど、今は院長+曜日ごとに違う先生もいて診察室がふたつ、待合室も広くなった。
「甲状腺の病気の人ってこんなにいるんや」って病院に行くたびに思うなぁ。